JR並河駅から徒歩10分ほどの住宅街に、7月10日「& laboratory(アンドラボラトリー)」がオープンしました。6月25日からのプレオープン中に訪れたので、その時の様子をお伝えします。
同店は、前に紹介した「no-mu cafe & hotel」のすぐ近く。特に何もないような場所ですが、去年からセンスあふれるカフェが相次いでオープンしていて、今話題の地域です。
駅からグーグルマップを頼りに歩きついた先は、一見よくある民家。え?ここ??って感じですが、よく見ると玄関の反対側にウッドデッキなものが見えるので近づいてみます。そうすると…
表からは想像のつかない、おしゃれな玄関が出迎えてくれます。いずれ古民家の玄関からも出入りできるようになるそうですが、カフェへはウッドデッキ側から入店します。右側の引き戸が玄関、正面のガラス張りのところはギャラリーとして使えるそうです。
白壁と木で構成された店内で、ワンフロアにリノベーションされていて明るく開放的。手前の白テーブルが飲食スペースで4席あります(スタンディング利用も可能)。
手押し扉の奥はキッチンですが、同じ高さで隔たりがなくオープンな作りになっています。お客さんと話をしながら、環境のことや健康など、共に探求できるパブリックスペースにしたいと考えたから、このスタイルにしたそうです。調理中の様子を見られて楽しかったし、いろんなお話もできてよかったです。
働いている人、お客様、地域の人
様々な関わりのある人々が
自分の興味や新しい発見を
探求することの出来る場所そんな皆の居場所としての機能を持ったカフェです。
(出典:Instagram)
ラボラトリーの意味は、研究室や実験室ですが、集うみんなでフラットに考え、作り上げる空間にしたいのだそう。ワークショップなども計画されていて、さまざまな人の居場所になるよう、アップデートされていくのだとか。
この時用意されていたのは、プレートランチとスイーツとドリンク。せっかくなのでフルコース?で注文しました。ランチは12時〜15時の間で予約制になっています(キャンセルが出た場合など予約なしで利用可能)。
ランチは、メインがキッシュか、米粉の油淋鶏から選べたので油淋鶏にしました。サクッと食感ですが、ふんわり柔らかくジューシーでめっちゃおいしい!地力のある野菜が、ひとてま加えられていてこれまたおいしい!量もたっぷりで食べごたえがありました。
野菜は、亀岡で知名度のある「かたもとオーガニックファーム」の無農薬野菜が使われています。腐葉土や有機物を肥料に、自然のままに野菜を育てている農家さんで、その数年間70品目だそう。野菜本来の渋みや甘味が感じられ、野菜がしっかり主張してくる!そんな印象を持ちました。
ランチのあとは「堅焼きなめらかプリン」を追加しました。バニラの甘い香りと、ふわっふわの生クリームがたまらない!表面は硬めですが、スプーンを入れると中はとろっとしていてびっくり。昭和レトロな堅焼きプリンが流行っていますが、堅焼きプリンのフォルムを保ちながら、一方ではやっているふわとろプリンの要素もあって、1つで二度おいしい、お得なプリンでした!濃厚だけど甘すぎず、つるんと完食。めっちゃ美味でした。
コーヒーも一緒に味わいましたが、東京・荻窪の「yori_coffee and baked」の豆が使われています。果実のようなジューシーさと華やかな香りが特徴で、浅中煎りな感じ?お茶のようにさっぱりしているので、コーヒーが苦手な人でも飲めるのでは。有機栽培の紅茶や季節のフルーツのサイダーもあるので、好みで選んでみてください。またランチ、焼き菓子ともテイクアウト可能なので、詳しくは問い合わせてください。
店主さんは、京都市内で間借りカフェでスキルを積んだ方。no_muとともに地域を盛り上げたいと、並河で実店舗を構えました。田舎でも楽しく生活ができるし、おもしろいことができる。亀岡や南丹には伸びしろもポテンシャルもある。私たちと同じようなビジョンをお持ちで、心強く感じました。これから勝手に同士と思わせていただきます!笑
カフェだけにとどまらず、多くの可能性を秘めたスペースとして、地域に愛され賑わっていくことを期待しています(そして何か一緒にやりましょう声かけてください)!
information
京都府亀岡市大井町並河二丁目30-14
12:00〜19:00(ランチ・12:00〜15:00で予約制)
※予約はInstagramのダイレクトメッセージで
※ワンドリンク制
不定休