森彦菓舗さんを訪ねました

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森彦菓舗さんを訪ねました


JR八木駅からほど近い和菓子店「森彦菓舗」さん。


店先には季節の花が並べられ白い外壁を彩っています。店内は一面のガラス戸から明かりが差し込み明るい雰囲気に包まれています。
お店の方はとても気さくで明るくお話しをしてくださいました。
「森彦菓舗」さんは地元で代々続く老舗の和菓子屋さん。職人さんはなんと四代目となり、お店は100年の歴史があるそうです。
モダンな雰囲気の外観からは想像もできない歴史にギャップ萌えですね。
さすが歴史ある和菓子屋さんだけにお菓子のラインナップも豊富。


お店の看板の『丹栗』


名前のとおり丹波に徹底的にこだわった逸品。小豆は丹羽大納言を使っています。産地によって風味が異なる小豆には特にこだわり
外の最中部分も和菓子の本場京都市内で特注品。実際にいただくと封を開けたときに最中の香りが広がります。
サクッとした最中の中には粒あんと大きな栗がゴロっと入り、さらに求肥が…
風味の感じられる素朴なお味に、丁寧な手仕事が感じられます。
和菓子の教科書のひとつになるような間違いないお味です。


外観のイメージからもうかがえるように季節をとても大切にされており、季節の大福も魅力的。
訪れた12月は『きんかん大福』と『栗もち』に出会えました。
『きんかん大福』にはなんときんかんが丸ごと入っています。


柔らかい大福の中はまるごとのきんかんと白餡。見た目にも鮮やかです。
きんかんは丁寧に種が取り除いてああるので一口でいけちゃいます。
口に含むときんかんの香りと爽やかな柑橘の酸味がひろがり、さっぱりといただけます。女子が大好きな味ですね。


粒あんと栗が入った栗もち。「森彦菓舗」さん自慢の粒あんと栗で間違いのないお味です。
季節を彩る大福は1月中頃にはあまおうのいちご大福が並ぶそうです。楽しみですね。


お店にはお正月に向けたお菓子も沢山並んでいます。お菓子を選ぶ楽しさを存分に味わえるよう、自家製品だけでなく
他のお店の製品も取り揃えられて販売されているようです。
京都市内のお菓子を主に仕入れておられます。
わくわくしながらのお菓子選びに心も弾みます。


お店の近くを流れる大堰川をイメージした『やぎ大堰百景』もおすすめ。
4種類のフレーバーでサクサク食感を楽しめます。
他にも『懐中しるこ』やゆずの風味のお饅頭『かのくさ』などたくさんの和菓子に出会えます。
地域の行事や内祝にもお店の和菓子を納品されることがあるそうです。
地元の材料にこだわり地域で永く愛されるお店だからこそ、大事な日に皆さんがご利用される理由でしょうね。
お話を聞いている間、ずっと可愛らしい小鳥のさえずりが聞こえていました。明るい店内に響くさえずりがとても印象に残りました。
季節ごとに訪れたい、そんな和菓子屋さんでした。

この記事を書いた人
わざどころPON

あなたの想いを形にする、地域の技のプラットフォーム。
あったらいいなを現実に。事業や活動の情報発信、商品開発のサポートを、南丹地域の人や物を介して伝えるコーディネートをしています。
実店舗は、雑貨屋さんのよう。地元の工芸作家の作品などが並びます。地元のお菓子や、作家さんのうつわでカフェコーナーもあります。
南丹ガールでは、PONから派遣したライターさんの記事を掲載しているのと、ドメインなどの管理をおこなっています。

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