京都・園部「あぜみちファッションショー2021 〜風をよむ〜」に参加しました

体験レポ
photo:Kazuoki Yasugi

2018年から南丹市内で行われている「あぜみちファッションショー」が、6月13日開催されました。田園風景の中、田んぼのあぜみちをランウェイにしたファッションショーで、今回で3回目。ご縁があり、モデルとしてなんこが参加させていただきました!

photo:Kazuoki Yasugi

ショーの会場は毎年変わりますが、今回は園部の普済寺。“多くの人が平等に救われますように”と思いを込めて1300年代に創建された、国の重要文化財なのだそう。観光寺院のような派手さはないけど、まわりの自然と調和し建っている姿は、凛として美しい。はじめて来ましたが、素敵すぎて一気にファンになりました。しかもファッションショーが行われるなんて、楽しみでしかありません。ここを会場にしようと思ったスタッフの方、使わせてくださる住職さん。みなさんの心意気が素晴らしいです!

photo:Kazuoki Yasugi

photo:Oguro Keitaro

当日は2回ショーが行われ、1回目は天候不良で御堂、2回目はゴザが敷かれたあぜみちがランウェイに。衣装は、着物のアップサイクルや刺しゅうなど4ブランドの洋服で、なんこは2着着させていただきました。遠目からでも目を引くデザインで、上質で着心地よさそうに見えます。

服のことは詳しくわからないのですが、どのモデルさんも着こなしていて、魅力を放っていてまぶしかったです。着物と言われないとわからないデザインで、生かし方が抜群でため息がでました。普通に街で着ていても違和感ないし、なんならそこらの服より数倍ハイセンス!こんなの作れるデザイナーさんマジすごいな!!

あぜみちファッションショー、今回から「風をよむ」というテーマが加わりました。テーマの持つ意味が、ホームページに記載されています。

今、私たちは、目に見えない、この大きな風が止む日を待っています。

去年から続くパンデミックの状況のもと、情報を頼りに過ごすこの日々において、私たちは、何かに「触れる」ことにとても敏感になっています。

今回会場となるのは、普済寺。

そこは、山から風が駆け抜け、木々や鳥の触れ合う世界で包まれている空間。まさに「触れる」の感性がほどよく調和する場所です。

今回のテーマ 〜風をよむ〜 は、ファッションに触れ、自然に触れ、お越しいただいた方が、”風をよむ”ように、ショーを楽しんでいただきたいという思いから、掲げたテーマとなります。

人と人との距離が離れてしまうこの時世だからこそ、私たちの体を通り抜ける豊かな時間を共有できますように。

(あぜみちファッションショーHP https://azemichifashionshow2021.localinfo.jp/ より)

文章が素敵で、うんうんとうなづきながら読んだのですが、会場に行ってみて、書かれていることの意味がわかりました。風が見えるというかよめる、自分の中を風がすり抜けていく感覚が感じ取れたのです。どういうことか、公開されている動画を見ていただければわかってもらえると思います↓

とにかく居心地よかった。ファッションショーとお寺と参道とあぜみちと自然がこんなに相性いいなんて。夢のような空間にさえ思いました。時間の流れがゆったりしていて温かくて、空気感の気持ちよさがたまらなかった…。「なんか泣きそうになった」という感想を聞きましたがそれも納得。会場にいたみんなが幸せを感じていたでしょうきっと。

photo:Kazuoki Yasugi

南丹で、こんな素晴らしい取り組みが続いているなんて、京都府下はもとより、全国的に注目されてもええんちゃう?って思います。南丹は田舎で魅力がないように思われがちだけど、南丹だからあぜみちファッションショーが開催できるし存在意義がある。ローカルから新しいものが生み出せるし発信できるし、街に負けない魅力やポテンシャルがある。ムーブメントだって起こせるし、起こそうとする勢いある若者がいる。これってめっちゃ誇れることだと思います。数年後、南丹ブーム爆発してるかもよ!?笑

南丹ガールもだけど、南丹から何かを発信したいと思ってる人がいるのは心強いし、みんなで大きい波起こそうぜ〜ってやる気が出ます。南丹、伸びしろまだまだあるよね!街なかより、自由に行動が起こせる土壌がある気がします(だからいろんなおもしろいことしましょ〜)!

photo:Oguro Keitaro

おしゃれだけど田舎の良さも生かせて、心地よくじんわり感動する、素晴らしいショーでした。生で見られて、ちょこっとですが関われて幸せでした。無理のない範囲で、次回以降も続けてほしいと思います。

本来、今年は4回目の開催になるはずでした。しかし去年の緊急事態宣言で中止になり1回飛びました。今年も5月の予定が6月になり、ようやく開催にこぎつけられて、スタッフの方は感無量だったと思います(準備めっちゃ大変だったと思いますが)。本当におつかれさまでした&ありがとうございました!

photo:Kazuoki Yasugi

なんこ
なんこ

前日リハーサルふくめ、2日間お世話になりました。貴重な経験ができましたし、とても楽しかったです。ありがとうございました。

写真は運営の方にお借りしました(プロカメラマンの仕事素晴らしすぎる)。どれも美しくて泣けてくる〜!

Photographer

Kazuoki Yasugi/八杉 和興
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Oguro Keitaro/小黒 恵太朗
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あぜみちファッションショー2021 〜風をよむ〜(2021年6月13日(日)開催)
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この記事を書いた人
マダム はしもと

南丹地域が好きな、京都市内に住むアラフィフ主婦。よそ者が感じる南丹の魅力を発信します。初心者ですがよろしくお願いします。

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