【京都・亀岡】「木の香アート まどころ」工務店からうまれる、暮らしのなかの木製品

アート&クラフト

京都府亀岡市余部町にある藤村工務店の四代目、藤村吉次さんは50年以上木造建築大工職人として働いてこられました。工務店での仕事で出た端材を使い、お盆製作をしたことをきっかけに多数の木工作品を製作されるようになりました。2011年3月に、木工部門、木の香アート「まどころ」を開設。「木」を使った、日常生活の暮らしを彩る藤村さんこだわりの木製品を製作されています。

生活を彩ってくれるもの

『まどころ』は、藤村工務店と自宅の間に展示スペースを設けたことから、間の所を意味する「まどころ」と名づけられました。
『まどころ』を見学させていただきました。

寄木で製作された木の葉の銘々皿(ふるさと納税の返礼品にもなっています)、三連重ね椅子や桧のおぼん、まな板、菜箸。他にも一輪挿しや香台、衝立、コースター、ペンダントや髪留めなど、日用品からアクセサリ―まで多岐にわたる木工製品が並びます。
これらの作品は藤村さんが「作りたい」と思ったものを製作されています。
数々の作品の中でも一押しの商品をご紹介します。

こちらはまどころの一押し商品で、ふるさと納税の返礼品にもなっている「木の葉 銘々皿」です。杉、檜、松、など木の色合いを生かして複数の木を組み合わせて作る、寄木工法という技術で製作されています。

最初の製作工程は立体的な木を葉の形に接着することから始まります。細かい目のペーパーヤスリで磨いていきながら徐々に薄く、木の葉のような形に近づけていきます。初めから出来上がりの模様が創造できる物と、最初の色合いや模様と違ったものができるものとあり、最初の木の組み合わせ方や使う部位によってどんな木の葉ができていくのかわかりません。また漆を塗ることで艶のある仕上がりになったり違った色に変わったりして様々な色の個性豊かな木の葉が出来上がります。楓のこぶにある木を使用すると、独特な模様の色合いにしあがります。

こちらの作品は、もったとき指が滑らないような形状に工夫されています。お客様にお茶とお菓子をお出しするだけでなくお膳としても使えるほど美しい仕上がりです。様々なシーンで活用できます。

四季の花々、時代、流行、身近な建物、藤村さんのユニークな発想とアイデアでデザインされたおぼんやトレーが置かれています。例えば「ソーシャルディスタンス」「マスク」といった商品名、間竿(けんざお)の模様を使った建物をイメージしたとデザイン。固定概念を外して違った視点や見方をすることで実は奥深い意味のあるユニークな発想のデザインで製作されていることがわかります。

ものづくりに対する思い

「工務店の仕事も、木工の仕事も、お客様から依頼を受けて、お客様の意向にもっとも近い、喜んでいただけるようなものづくりを心がけています。『完成したら、お届けするお客様からどういうお言葉を頂けるか、喜んでいただけるか。』お客様から頼まれたものを作るとき、『これやったら喜んでもらえるのでは』と思って作っています。その方の手に渡ったときに、実際に喜んでもらえたときは最高ですね。」

「大工仕事を中心にしていた時から、『お声をかけてもらわなければ仕事にならない』という父親からの教えを守るようにしてきました。たくさんの道具をいつでも使える状態で保つため手入れをしておき、いつでもお客様からお声がけいただけるようにしています。」木工部門をスタートさせたきっかけも、工務店の仕事で出た端材で、お盆を作ってプレゼントしたとき、とても喜んでもらえたからだそうで、その気持ちを今も大切にされています。

木工部門をはじめてから現在まで数々のものを作ってこられました。数々のイベントへ出店され、直接お客様へ販売もされていますし、“ガレリアかめおか”にて木工作品個人展示会も開催されました。京もの工芸品京都オークションでは過去に4回出品作品に選定されたことも。
森のステーション亀岡の匠ビレッジ内にあるオブジェは藤村さんがオーダーメイドで製作をされ、現在も展示されています。

愛宕山への絵馬再生復興プロジェクトといった社会貢献活動も関わっておられます。これは片倉小十郎重綱が元和元年(1615)、愛宕神社に絵馬を奉納してから400年目にあたる年に東日本大震災復興支援プロジェクトとして、小十郎奉納絵馬を復元したものを愛宕神社に奉納されました。実物の絵馬は、現在も愛宕神社本殿に掲げられています。

他にも京都府内の高校へ特別外部講師として、大工として培ってきた知識と技術を教えに行っておられます。また一般の方へおぼんづくりの体験教室も予約制でされており、様々な形で、藤村さんが培ってこられた技術を伝える活動もされています。

藤村さんのお言葉から、お客様の「目線」を大事にされていることも伺いました。製作した作品をお客様の手に渡り、その表情をみることができる職人と、対して世の中には誰よりも多くものづくりに励んでいるにも関わらずお客様の顔を見ることができない方もいる、そんな話を伺いました。

藤村さんは一つのものに対して、ただ作り上げるだけでなく、相手の気持ちを考え、思い込めて一つひとつ丁寧に製作されているのだろうと。ものづくりのお話を聞かせていただく中で精進すること、継続すること、感謝すること、人を思いやる姿勢、人としての在り方や姿勢を聞かせていただきました。

ふちつきまな板はオーダーが可能です

南丹地域で古くから使われていた、ふちつきまな板。今では見かけなくなりましたが、現代の暮らしにもメリットがたくさんあります。まどころさんでは受注生産をしていて、オーダーが可能です。ふちつきまな板についてくわしくは、下記記事をご覧ください。

縁付きまな板 – わざどころPON
藤村工務店 木の香アート「まどころ」さんの『縁付きまな板』です。このまな板の特徴は☆食材が飛び散らないように囲われている。☆底板が傷んだら外せるように裏からネジで止めて傷んでも取り換えられるように作られている。

まどころさんの特集展を開催中です

工務店発、暮らしの木の道具「木の香アート『まどころ』」特集 – わざどころPON
「木の香アート『まどころ』」の特集をします期間:2021年9月30日(木)-10月27日(月)長年の工務店の技術を生かした、暮らしの中に彩がうまれる木製品「木の香アート『まどころ』」さんの特集展を開催します。

Webサイト、SNSでも発信されています

普段何気ない日常生活風景、変わりゆく季節の日々、御先祖を思いやる心、ものづくりに対する思い、イベントの出店情報や、奥様と二人三脚で歩まれているお姿など、人生の先輩として学びになります。是非ご覧になってください。

・HP:木の香アート『まどころ』・・・技を紡いで木の香それぞれ・・・

木の香アート『まどころ』・・・技を紡いで木の香それぞれ・・・ 
繊細な職人の“技”と木のやさしい“香り”暮らしにとけこむ木製品のいろいろ

・FaceBook:藤村吉次

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・インスタグラム:木の香アート『まどころ』

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この記事を書いた人
わざどころPON

あなたの想いを形にする、地域の技のプラットフォーム。
あったらいいなを現実に。事業や活動の情報発信、商品開発のサポートを、南丹地域の人や物を介して伝えるコーディネートをしています。
実店舗は、雑貨屋さんのよう。地元の工芸作家の作品などが並びます。地元のお菓子や、作家さんのうつわでカフェコーナーもあります。
南丹ガールでは、PONから派遣したライターさんの記事を掲載しているのと、ドメインなどの管理をおこなっています。

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