木工房OKA 暮らしに寄り添う木のものづくり

アート&クラフト
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京都府亀岡市旭町にて、テーブルや椅子、箪笥などの家具や、小皿や箸などのカトラリー、写真立てなどの小物などを作られている、木工房OKAさん。
毎日の暮らしに寄り添う、あたたかみのある作品を作っていらっしゃいます。

暮らし方をきいて作る

お客様が、生活の中でどんなふうに使われるかを伺って、設計図を作成します。
例えばソファーだったら、置く場所も参考にします。壁際に置くのだったら、背面が高いデザインがいいかもしれないけれど、まわりに空間がある状態だったら、低めに作った方が部屋になじむかなとか。お客さんからデザイン案があることもありますが、任せていただくことも多いです。

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自然環境に合う ものづくり

家の中で、一緒に過ごしていくものを作っているので、できるだけ自然な材料で作りたいと思っています。塗料も、漆や柿渋、鉄媒染など、自然なものを使うように心がけています。色々な塗料も出回っていますが、現代の家は、建材から化学物質を使っているものが多いし…シックハウスにならないようなものを提供したい。亀岡に工房をかまえてからは、より一層そう思うようになりました。まわりの豊かな自然環境を大切にしたいなって。
その土地で育った木が、一番その土地での暮らしに合うんです。亀岡は盆地で湿気があるので、工房できっちり仕上がったものが、百貨店の空調の中では少し様子が変わることも。昔は家も近くの山でとれた木材を使っていたので、その土地の自然環境に合っていて、長持ちしたそうです。そういうものづくりを、僕もしていきたい。庭の木を使って、家具やお盆やカトラリーを作ることもあるんですよ。庭の木が生えているところからお話をもらって、ものづくりができるような、そんな設備も整えていっています。

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木工に出会ったのは社会人になってから

もともとは呉服関係の仕事に就いていて、全国各地を営業してまわっていました。なんとなく、このまま一生そこで働き続けるのは違う気がしていて…仕事先で、作家さんに出会うこともよくありました。
そんな中、とある出張先で出会った木工の本が、めちゃめちゃ面白くて。民芸品を扱っているお店で、すごくいい木工作品に出会って、調べてみたら宮崎で仕事してる作家で、弟子も募集してることがわかって、これだって思ったんです。でも何も木工のことを知らなかったので、長野県の技術専門学校に通って基礎を勉強してから、宮崎の師匠の弟子に入りました。
修行先では、近くの長屋を借りて、3年間仕事しました。分業制の木工所が多いけれど、師匠のところは、一作品まるごと任せてもらえて、すごく面白かったです。図面渡されて、何時間以内で作れよ、みたいな。最初はテーブルとか椅子、だんだん水屋や箱物も任せてもらえるようになって、シフトカードは押すけれど学校のようでした。最終的に仕上げる形は決まっているけれど、そこまでのやり方は自分で考える。そのやり方がよかったと思います。
機械を使うこともあるけど、手作業がとても好きですね。かんなの調子が上がって、うまく木が削れた時は特に気持ちが良いです。思い切って木工の門をたたいて良かったです。

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木工房OKAさんの作品を、わざどころPONで取り扱っております。
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この記事を書いた人
わざどころPON

あなたの想いを形にする、地域の技のプラットフォーム。
あったらいいなを現実に。事業や活動の情報発信、商品開発のサポートを、南丹地域の人や物を介して伝えるコーディネートをしています。
実店舗は、雑貨屋さんのよう。地元の工芸作家の作品などが並びます。地元のお菓子や、作家さんのうつわでカフェコーナーもあります。
南丹ガールでは、PONから派遣したライターさんの記事を掲載しているのと、ドメインなどの管理をおこなっています。

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