使う人の声を糧に。気取らず使えるうつわ。

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櫻井靖泰さんの工房を訪問しました!
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日当たりの良い田んぼの広がる南丹市八木町。田んぼと家々の広がる一角に、櫻井さんの陶房があります。陶芸家の家の友人がいたことをきっかけに陶芸の道へ。山科で一旦陶房を開きましたが、お父様が持っていたという田んぼを宅地にして移転されました。建てる時から陶房つきの住宅にする設計で、随所に工夫がいっぱい詰まっています。
ポストやタイルなど、櫻井さん自身が焼いたものが使われているだけでなく、制作に使うトンボという道具が天井から下げられるようになっていたり、窯を炊いた熱気までもが家の暖房にまわせるようになっていたり…!!やきものを焼くということが真ん中にある暮らしが、家のつくりからも見て取れます。

そんな暮らしを支える環境は外にも。やきものに使う灰を、近くの生け垣を剪定したものから作ることもできるし、夜まで仕事がかかって多少大きな音をたててしまっても、おおらかに見てもらえる土地柄があるといいます。
工房の中には、茶碗からシンクまで、大小様々なうつわが並んでいます。一緒に焼くと面白い表情が出るという貝殻までも。ろくろの仕事もあれば、型を使って行う仕事もあります。沢山同じもの、特に円でないものを作る時に、型は便利。いくつもの型が置いてありました。

同じことをやっていたらしんどくなるし、どんどん新しいことをやってみたい。という櫻井さん。お客さんの意見を大切にしておられ、指摘された点はすぐ受け止め、改善しようと試みています。サイズを少し変えるだけで売れ方がぐんと変わることもあれば、きついことを言われることも。でも、それがおもしろいと言います。自分のアイディアで売れ方が変わるのが面白いということで、店舗に卸したりネット販売もされていますが、東寺の市など、対面販売の場も大切にしています。
自分が気になった作品は、製法を聞きに行ったり、自分なりに作って確かめたり、どうしたら実現できるか、を、とにかくやってみるそうです。ここまでせんでもよかったと思うこともよくある、と、笑顔で話してくださいました。様々な表現をものにするには、大変な努力があるでしょう。それを笑顔で話せるのは、ひとえに、お客さんの笑顔が見たいからなのかもしれません。

この記事を書いた人
わざどころPON

あなたの想いを形にする、地域の技のプラットフォーム。
あったらいいなを現実に。事業や活動の情報発信、商品開発のサポートを、南丹地域の人や物を介して伝えるコーディネートをしています。
実店舗は、雑貨屋さんのよう。地元の工芸作家の作品などが並びます。地元のお菓子や、作家さんのうつわでカフェコーナーもあります。
南丹ガールでは、PONから派遣したライターさんの記事を掲載しているのと、ドメインなどの管理をおこなっています。

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